臍帯組織による先天性CMV感染診断
生後3週間以内に検査を受けられなかった児について、研究班として臍帯を用いた先天性CMV感染診断のための検査を無償で行います
我が国における先天性CMV感染は1人/300出生と頻度が高いものの、多くは未診断です。先天性CMV感染の診断は、生後3週間までの新生児の尿を用いて定性CMV PCRが(保険適用あり)で行われます。しかし、保険収載以前の先天性CMV感染症の未診断例の患者さんや、乳児期以降に難聴や発達障害・遅滞のため先天性CMV感染症が初めて疑われる患者さんもいます。先天性CMV感染症の実態把握を目指し、生後3週間以降に先天性CMV感染が疑われた患者さんに対して、臍帯組織を用いたCMV-DNA検出を無償で実施します。
対象となる患者さんの要件:以下の(A), (B)を満たすこと
(A) 下記の神経学的および/または発達の異常がある
- 発達遅延
- 発達障害
- 小頭症
- 脳性麻痺
- てんかん
- 聴力障害(ABR異常)
- その他
(B) 下記の頭部MRIで異常所見を認める
- 石灰化
- 脳室拡大
- 皮質形成異常
- 白質信号異常
- その他
臍帯組織による先天性CMV感染症診断の流れ
- 申込書(Excelファイル)を記入し、下記にメール添付で送ってください。
アドレス:yoshi-i@med.nagoya-u.ac.jp
メールヘッダーおよび本ファイル名は「匿名化番号」としてください。 - 受託の可否についてメールで結果を報告します。
診断事務局から受諾メールを受け取った後、Excelファイル2ページ目の検体送付方法の説明に従って、臍帯をお送り下さい。
申込書送信後平日3日以上経過して返事のない場合はご連絡ください。 - 検体を受領後、7~10日以内に解析し、FAXで主治医に結果を報告します。
※国外からの申し込み、医療施設/医師以外からの申し込みはお受けいたしません。
申込書・説明同意書
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申込書(Excel形式)
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研究計画書・説明・同意書(PDF形式)